大学レベルの化学をわかりやすく解説するサイト。ネットで見れる化学の教科書 or 化学の参考書としてサイトを作っています。

Olex2の使い方 その2 解析

2016年9月23日  2019年10月30日 
Olex2は、フリーで使えるX線結晶構造解析ソフトでとても使いやすいです。
前回は、Olex2の導入について書きました。
今回は、Olex2を使った解析について説明します。ざっくりだけど。


+Olex2を使った解析+

解析は、大まかに下の流れで行います。
1. データを開く
2. Solve
3. Refine

*他のソフトを使った解析と同様に、リファインはなんども実行します。

+データを開く+

以下の順番にタブをクリック
Home → Start → Open Existing Structure or Data File
Homeボタンを押すと、Startタブが現れるので、startタブを押すとOpen Existing Structure or Data Fileが押せる様になる。
*sample structureは練習用のデータです。



+Solve+

データを開けたら次にSolveを行う。
Work→↓マーク→Solve
Autoにチェックをしておくと、自動で原子の帰属をやってくれる。
(あらかじめ.ins や.res ファイルを持っている場合はSolveを実行すると初めからになってしまうので、solveは不要)







+Refine+

次にRefineを行う。
Refineの手順
solve後1回目のRefine:何も決めずRefineを行う。
2回目以降:原子を決定しつつ、束縛かけたり、ディスオーダー処理してみたりして解析
終盤:原子を異方性にして解析を行う。Cifの出力もする。

work→↓マークをクリック


次にQピークとリファイン回数を決める。

リファインをクリックして実行する。


Olex2の使い方 その1 ダウンロード
Olex2の使い方 その3 束縛:AFIX, SADI, DFIX


ー記事をシェアするー
B!
タグ

コメント

大学ランキング.com
Youtube

Translate

人気の投稿