平衡定数・会合定数・解離定数・結合定数を理解する上で必要な4つのポイント
教科書にはあるけれど、はっきり言って混乱します。
同じ様な言葉遣いは辞めてほしいです。統一してほしいと。
ということで、今回は、これらのワードとその意味を分かりやすく説明します。
平衡定数・会合定数・結合定数の違いについて
これらの関係性を一言で説明すると平衡定数=会合定数=結合定数=1/解離定数
となっています。
会合定数と解離定数の違いというのは、目線の違いと理解するのが良いでしょう。
例えばAとBが反応してABとなる時、「くっつく側の目線」で考えるのが好ましいでしょう。ということは、言葉としては会合定数or結合定数を使います。同じ数値ですが、平衡に主眼を置いている時は、平衡定数と呼びます。
名前の違いは何で!?と思いますが、この定数を使う分野にもよります。
例えば、化学の平衡を偏らせるとかいう時には、平衡定数(Equilibrium constant)と言います(平衡の視点)し、相互作用の強さを表現する時は結合定数or会合定数(Binding constant)と言います。
実際のところ、違いはありません。
一方で、ABが壊れてAとBになるとき「離れる側の目線」で考えるのが良いでしょう。ということで解離定数という言葉を使います。
そして K = 反応後/反応前 という式を立てる。ただそれだけです。
結合定数(=会合定数)の式について
AとBを溶かした水を混ぜたら、どれくらいのABが出来るかということ。
それを、表現したのが結合定数です。
続いては、結合定数の式について説明します。
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